平成箱根駅伝を振り返る 2区

平成箱根駅伝を振り返る


ごぼう抜き、2区編
駅伝の魅力の一つに、ごぼう抜きが挙げられる。特にどんな駅伝でも2区からが勝負となる事が多い。そんな箱根駅伝の2区のごぼう抜き記録を振り返って行く。

 

一番のごぼう抜き記録は、日大、ギタウダニエルの20人抜き。その記録を樹立した85回大会は記念大会で関東学連選抜を含む23チームが出場。そしてダニエルが襷を貰ったのは22位。そこから2位迄順位を押し上げた。しかし、区間新記録をマークしたモグスとは1分差の区間2位と本人は悔しさの残る結果になったそう。

 

因みにダニエルは、この他にも2回2区を走っていて、合計で46人2区で抜いた。

 

日本人最高ごぼう抜き記録は、同郷の東海大村澤明伸(現日清食品G)の17人抜き。(87回大会)村澤が襷を貰ったのは最下位の20位。当時彼は2年生だったが、66分台で走り抜き3位迄押し上げた。一番はじめに抜いた人数が二桁になった人は、服部誠(当時東農大)で12人。見事に東農大の往路優勝を手にした。

 

因みに、この3人のチームに共通してるのは、この記録を達成した大会で必ずシード権を獲得している事。シード権と2区、何か関係性がありそうだ