出雲駅伝について語りたい

出雲駅伝について語りたい

やはり、後世に受け継がれる出雲駅伝の名勝負と言えば、渡辺康幸(現住友電工陸上部監督)対ステファンマヤカ(現桜美林大駅伝部監督)。

 

彼らは同い年であり、3年時から出雲駅伝6区で対決をしていた。実は不思議な事に、渡辺擁する早大は3年連続2位(翌年に優勝を果たす)、そして早大の優勝を阻んでいたのが、マヤカ擁する山学大。

 

山学大は、アンカーにマヤカぎいると言う安心感が強く、各々が力を出せる様な走りが出来たのだと思う。

 

最終区迄に〜秒付ける走りよりも、最終区で〜秒差なら逆転できると言う方が、アンカーもその前の選手達も走りやすい。その戦略で山学大は出雲駅伝を制していたのだと思う。

 

別に早大が弱かった訳ではない。ただ、その様な心理的なものが結果的には、総合優勝に導いた、という事になる。渡辺も必死で前を追うもマヤカ迄は追いつかなかった、と言う事があった。マヤカが区間賞ならば、渡辺は区間2位と、渡辺も悔しさを味わった事だろう。(その悔しさが全日本大学駅伝の4連覇に繋がって行くのだが)。

 

今ではお互い監督同士、偶に対談とかもする仲。平成を代表する名勝負、これからも綴っていきます

 

         マヤカ          渡辺

1年     6区1位          xx

2年     6区1位       2区1位

3年     6区1位       6区2位

4年     6区1位       6区2位

92〜95年迄、xxはチーム不出場を示す