全日本大学駅伝を振り返る

全日本大学駅伝を総括する。

 

先ずは、東海大学の優勝おめでとう。5時間13分15秒と言う、昨年の青山学院大学の優勝タイムに迫る見事な走りであった。

 

東海大学の勝因としては、全員が区間10位以内、区間賞2個と言う安定感+αの要素が功を奏したと思われる。

1区 小松陽平 区間3位

2区 西川雄一郎 区間10位

3区 塩澤稀夕 区間3位 

4区 西田壮志 区間

5区 市村朋樹 区間7位

6区 郡司陽大 区間

7区 松尾淳之介 区間8位

8区 名取燎太 区間2位

 

平均区間順位 4.375位。

2区の西川選手の区間10位と言うのがやや気になるが、通過タイムではトップと23秒差に纏めている。

他の区間も、1区は9秒差、3区は39秒差、4区は26秒差、7区は2秒差と先頭から大きく引き離されていない。各区間、大きな失敗が無かったのが唯一東海大学であったのだろう。

 

青山学院大学と敗因理由は、前半区間、特に3区4区の取りこぼしが大きかった事であろう。前半が悪いと、後半いくら詰めても詰めきれない。因みに、青山学院大学の平均区間順位は、5.25位。やはり東海大学にはその点でも劣ってしまっている。

 

駒澤大学は、3区のブレーキさえ無ければ、2位に行っていただろう。しかし、出雲駅伝では惜しくもトップを譲ってしまった中村大聖選手の1区区間2位や、大物ルーキーの田澤廉選手の7区区間賞、山下一貴選手の8区区間3位はお見事。平成の王者が、令和の王者に生まれ変わろうとしている様子が伺えた。

 

次回の記事では、そのほかのシード校をもう少し掘り下げてみる